プランナーが
事例を紹介
Case study #03大阪市生野区の一軒家 新築一戸建て事例
家づくりはとにかく想像。
車を止めて、玄関で靴を脱ぎ、
階段を上ってリビングへ。
何回も何回もイメージする。
天然素材の木の良さ活かした
こだわりのつまった外観デザイン
まず、この物件で一番こだわったところ、一番のポイントについてお聞かせください。
一番こだわったポイントは外観ですね。
このあたりは住宅街で古くからある家も多くて、その中にあっても違和感はないけれど、インパクトのある外観を作るために、色々と試行錯誤しました。
最終的に、建築用語でファサードデザインと言うのですが、家の顔となるところに今回は天然の木を使用していますが、そこが一番のポイントですね。
外観に木目調をあしらった一戸建てはあったと思いますが、天然の木を使うことは珍しいのですか?
当社では天然の木材を外観で使ったケースはこれまでになく、はじめての取り組みでした。それだけに、かなり様々なパターンを検討しましたね。
木を縦に通すか、横に通すか。外壁は白か、黒か、それとも他の色にするか。
最終的には縦に1階から3階まで通す今のデザインになりました。色々試行錯誤を繰り返して出来たデザインだったので、施工したらどうなるのか心配でした。でも完成を見たとき、仕上がりがデザイン画どおりになっていてほっとしました。
みなさんのリアクションも良くて「よしっ」って感じですね。
この物件は駐車スペースも広々としていますね。
そうですね、ファミリーで住んでいただくことを想定していますので、駐車場も広く取っています。車2台止められるスペースがあって、屋根のあるスペースも広めにとっていますよ。 広々としていて屋根もあるのでバーベキューも出来ますし、夏は簡易プールなどを楽しんでいただけますね。 あと、玄関に入る前に手を洗えるように手洗い場も設置していますが、お散歩から帰ったペットや、遊びまわって汚れたお子様の土汚れもここで洗い落とせるので、家に入る前に綺麗にしていただけると思います。
その他にこだわったポイントなどがあれば教えてください。
そうですね、外構部分はインターロッキングというレンガのようなブロック素材を採用しました。これは外観が木目だけだと少し寂しく感じたので取り入れたものです。 インターロッキングは、天然素材の木の質感を活かすために採用したのですが、はじめから決まっていたわけではなく、デザインを検討していく中で決まりました。 あとは細かいですが玄関のドアやポストの色を統一しています。
玄関の収納力にはこだわった
玄関に1坪のシューズクローク
今回の土地は狭小地だと思いますが、狭小地に家を建てる時のポイントはありますか?
そうですね、今回特にこだわっているポイントは収納ですね。お子様のいるご家族が快適に過ごすには、やっぱり収納スペースってすごい大事だと思うんです。 だから、しっかりと収納スペースは確保するようにしています。
たしかに収納は多いですね。玄関にも備え付けのシューズボックスの他に、広いシューズクローゼットがありますね。
はい、玄関横のシューズクローゼットはまるまる1坪あります。
家族全員の靴だけじゃなくて、ベビーカーやスーツケースも置けたら便利だと思うので広くとりました。それ以外にも、駐車場でも楽しんでいただけるプールセットやバーベキューセットの収納、お父さんのゴルフバックなども室内に持ち込まずに収納出来ると思います。
玄関スペースも広めですね。
そうですね、土間の部分も少し広めにしています。
広いと家族の方々の靴が並んでいても邪魔にはなりませんので、使い勝手は良いと思っています。
キッチンは家の司令塔
生活動線を考え抜いた設計
次に2階のLDKの、まずはキッチンについてお伺いさせていただきます。
キッチン収納ですが、先ほどお伺いした収納へのこだわりを反映させているのでは?と思いましたがいかがでしょう。
パントリーですね。パントリーは重要ですね。
最近、キッチン収納でパントリーのご要望は多くあると感じています。
今回の新築物件はお子様のいるご家族が住むことを想定しているため、収納スペースは欠かせないと思っています。
毎日買い物に行くのは大変ですし、ストックは欠かせないと思っています。
また、共働きのご家庭などは、まとめ買いしてどさっと家に置いておくケースもあるので、収納量にこだわって設計しましたね。
キッチンに外への扉があるのですが、リビング側だけでなくキッチン側にもベランダがあるのですか?
はい、今回の物件はリビング側・キッチン側の両方にベランダがあります。
キッチン付近にベランダへの出入り口があると、ゴミ出しの日までごみを置いておけるメリットもあるので、便利かなと思っています。
キッチンはスペースの取れる壁付けキッチンではなくカウンターキッチンなんですね。
そうですね。
キッチンは家の中での司令塔のポジションだと思っています。
だから、キッチンのタイプもリビング・ダイニングの全体を見渡す事の出来るカウンターキッチンにしています。お子様がリビングで遊んでいたり、ダイニングでご飯を食べたりお勉強をしているときも、常に視界にはいっていますし、対面で話すことが出来るのでいいと思っています。
キッチンスペースを考える時は、お子様とのつながりを意識しています。
明るい光が差し込む
南向きのリビング
キッチンの次に、家族団らんの場所となるLDKのリビング・ダイニングについてお聞かせください。
リビング・ダイニングのこだわりはありますか?
配置にはこだわりました。
間取り的にリビングは通常、道路側に配置するのですが、この物件はキッチンが道路側になっていて、先ほども少しお話しましたが、それぞれにベランダがある形になっています。
理由ですが、まずリビングは南向きにしたいと考えていました。
通常リビングは道路側に作られることが多いのですが、今回の物件では道路が北だったので、通常通りだと北向きになってしまいます。
でも今回、道路の裏となる南側が駐車場になっていて、視線を意識しなくてもよかったのでリビングを南、キッチンを北の道路側に配置しました。
キッチンとリビング双方から光が入って明るそうですね。
はい、3面に窓を配置したので明るいと思います。
デザイン的にもシンプルにして、住む方が使いやすいように心がけました。
キッチン側の一面だけアクセントカラーが入っているのですね。
ここは見せる収納として使っていただけるように、備え付けの飾り棚をつけています。色は3階のアクセントカラーと同じネイビーブルーの濃い青を選びました。
間取りに工夫あり
収納スペースをしっかり確保
3階の洋室についてお伺いさせてください。
3階は3部屋あるのですね。こだわりポイントなどはありますか?
まず、3階にはどうしても3部屋取りたかったので、階段の位置にこだわりました。 じつは、3部屋にするにはここしかない、という場所に階段を配置しています。逆にここ以外だと、廊下が必要になってしまうので3部屋取れないんです。
そうなんですね。でも部屋に備え付けの収納もありますが、収納が多いと狭くなるのではないですか?
実はそうでもないんですよ。
収納は間取りの取り方次第なんですよ。
スペースをわざわざ潰して収納スペースを設けるのではなくて、デッドスペースになる箇所を収納にしています。なので、収納スペースをもし作らなかったとしても、実は部屋の広さは変わらなかったりします。
ちなみに、収納スペースは間取りの設計を進める中で考えています。
扉などの建具も白でシンプルにしているんですね。
はい、あえて白を選びました。
壁は1面だけアクセントカラーでグレーやネイビーブルーを入れていますが、柄は入れずにシンプルな壁紙にしました。
水回りはあえてシンプルな白
狭小地ならではの1階に配置
最後に水回りのこだわりについてお伺いしたいのですが、1階にあるのも理由があるのですか?
水回りが1階なのはリビングが広くとれるようにするためです。
土地がそれほど広くない場合、1階に水回りを配置するケースが多くなっていますね。
あと外せない要素はトイレ2つです。
家族で住むならトイレは2つ欲しいと思いますし、位置も階段下にあると使いやすいので、場所にもこだわりました。
水回りは白で統一されていますね。
そうですね。洗面所・脱衣所・お風呂・トイレなどの水回りは同系色でまとめるようにしています。今回は全体的に白を多用しているので、水回りもごちゃごちゃしないように気を付けました。 真っ白にしたのは、色が主張しないようにあえてそうしています。