プランナーが
事例を紹介
Case study #09大阪府大阪市淀川区 中古一戸建てリノベーション
「趣味を楽しむ家。」
デザイン性を高めこだわりを演出。
収納は扉や壁で生活感を排除。
お家時間を楽しむための住居へ。
大阪・梅田へ好アクセスの中古物件
趣味を楽しむ暮らし方の出来る家
本日は大阪市淀川区のリノベーション物件についてお伺いさせていただきます。
さっそくですが今回の物件の概要やコンセプトからお聞かせいただけますでしょうか。
はい、今回は元々あった一戸建ての内装をフルリフォームした、いわゆるリノベーション物件になります。 立地は大阪・梅田にも好アクセスなエリアの物件で、土地柄、ファミリーというよりはディンクスの方々を想定して設計しています。
今回のリノベーションのコンセプトはどのようなものでしょうか。
今回のコンセプトは「趣味を楽しむ空間」です。 たとえば1階ですが、バイクや自転車を中まで入れていただけるようなスペースを設けたり、2階のリビングにはプロジェクターを設置し、壁に投影できるよう専用の壁紙を使用したりしています。 家で充実した時間を過ごしていただける。趣味を楽しむことが出来る家。が今回のコンセプトでした。
スマホで操作できるIOT家電などを導入。家づくりのこだわりポイントとは?
その他にこだわったポイントなどはありますでしょうか。
プロジェクターを設置してとお話しましたが、今回の物件は、照明やエアコンもすでに設置済みの物件になっています。 エアコンも照明もスマートフォンアプリで操作可能な、いわゆるIOT住宅になっています。 他にも、鍵は電子ロック・防犯カメラもつけさせていただきました。
なるほど。設備などにもこだわった物件になっているんですね。
今回の物件ですが、11.25坪といわゆる狭小地の物件になると思いますが、狭小地物件のリノベーション時のポイントなどはありますでしょうか。
狭小住宅のリノベーションの場合、スペースを最大限有効活用するための間取りを考えるのが大変だと思います。
今回はリノベーションなので、手を入れる事の出来る箇所が決まっているため、その範囲内でいかに空間を有効に活用できるか、設計士さんは苦心されていました。
最終的に、生活動線やスペースの活用を意識して階段の位置も変更しています。
リノベーションを行う際はどこまで手を加えるかが重要だと思います。
外壁や窓は変更していないのでしょうか。
窓の位置は変更していないのですが、必要でない箇所の窓は壁にしています。ちなみに窓は「プラマードU」を採用し二重窓にして、部屋の中から既存の窓枠が見えないようにしています。 外から見える道路側はカバー工法という方法で、窓枠全て変更しています。
地域になじむ外観デザイン
玄関扉は広く開口できる親子扉
中古物件リノベーションならでは。もとの外壁をそのままにした建物のリフォームポイントとは?
まず外観についてですが、外観の特徴やこだわりリフォームポイントはどちらになりますでしょうか。
今回外観は、基本的に元のままで行く予定でしたので、色を黒にしよう。だけがまず決まりました。 建物の色や外観の雰囲気は、毎回その地域の特徴や他の家を見て検討されています。 外観で手を加えたところは、壁の色とコートラインですね。 外観の特徴としてはコートラインを設置していますが、外観の「黒」に合わせるデザインになっているかと思います。
玄関まわりのリフォームポイントはいかがでしょうか。
玄関はバイクや自転車も入れられるよう、親子扉に変更しています。開口部分がとても広くとれるようになっています。
あとは、先にお話しさせていただいたように、防犯カメラが付いています。
もちろん宅配ボックスもついています。
1階で思う存分趣味を楽しむ
エアコンや大容量の収納場所も完備
特徴的なスペースになっている1階のリノベーションポイントとは?
1階ですが、玄関・お風呂・トイレ・収納となっていて、玄関のエントランスが広く取られています。このスペースは部屋ではないんですね。
そうですね、部屋ではありません。
今回階段の位置や水回りなどの関係で廊下が作れず、部屋が取れなかったんです。
ただ、この場所がバイクや自転車などの趣味スペースとして活用いただけるよう設計されています。
エントランス部分がとても広く取られているのでいろいろできそうですね。あと、エアコンもついているんですね。
そうなんです。
玄関スペースにエアコンがついているんです。
趣味を楽しむ家。がコンセプトなので、ここで長居していただけるようになっています。
収納スペースもたっぷりありますね。
コートなどがかけられるハンガーパイプやウォークインクローゼットなどの大容量収納スペースがあります。 例えばバイクのメンテナンス機器や工具類の保管、ゴルフバックや旅行用のスーツケースなど、物置としてのご活用を想定しています。
収納スペースに扉がついているのは見た目を重視しているからでしょうか?
そうです。この家の収納スペースは基本的に隠せるようになっています。 他に、1階の天井部分は、鉄骨を塗装して見えるようにしているのですが、それもデザイン性を重視してあえてそうしています。 階段もスケルトン階段にして、空間に奥行きを魅せる工夫をしていたり、毎日帰ってくる家だからこそ見た目やデザイン性にもこだわった家づくりを行っています。
お風呂や洗面スペースは以外に広々としていますね。
お風呂は普通の一坪サイズですが、洗濯スペースは棚を設けています。水回りは少し広めにとっていますね。
機能性とデザイン性を両立したキッチン
料理が少しでも楽しく快適になるように
2階のリビング・ダイニング・キッチン、たっぷり収納も扉の目隠ですっきりとした印象へ。
まずはキッチンのこだわりリフォームポイントから伺ってもよろしいでしょうか。
キッチンは今回色々こだわっています。
対面式のペニンシュラキッチンを採用しましたので、リビング全体を見渡せるようになっています。
また、黒い天板はこだわりポイントです。
黒い天板はなかなかないと思います。
パントリーもあって収納スペースはたくさん確保されているんですね。
はい、キッチンもリビング側に収納スペースがあるので、収納場所はたくさんあります。パントリーは扉で目隠しが出来るようになっているのですが、これもこだわりポイントですね。 レンジやケトル、炊飯器などの家電は隠せるようになっています。
天井はリビング側が鉄筋の黒が印象的になっていますが、キッチンだけ木目調なのはなぜでしょうか。
キッチンの上に配管が通っているので、一段下げた天井を設ける必要があったんです。
また、あえて違った天井にすることで空間としての区切りを作っています。
黒・白・木目のシンプルなデザイン
プロジェクター完備・大画面で映像を楽しむ
リビングで趣味をたのしむ・家族のリラックススペースのリフォームポイントとは?
リビング・ダイニングのこだわりポイントをお伺い出来ますでしょうか。
はい、冒頭で少しお話させていただきましたが、リビングにはアラジン製のプロジェクターが完備されていて、壁紙も投影面だけプロジェクター専用の壁紙になっています。
照明も備え付けなんですよね。
そうです。2階は食事をするダイニングスペースのみ大きな照明があり、その他はダウンライトやスポットライトで調光することが可能になっています。 当社設計士の考え方として、「明るくなりすぎない適切な光量」を重視していますので、明るさは住む方の好みで調整出来るよう配慮しています。
寝室をホテルのような癒しの空間へ
収納場所を分けて生活感を排除
間接照明が雰囲気を作る、広々とした寝室。ウォークインクローゼットで収納スペースも確保。
3階はワンフロア寝室スペースになっているんですね。
寝室スペースは2部屋にする案も当初はあったのですが、最終的には広く使用できる今の形になりました。 寝室のテーマとして「南国リゾートのような寝室」というのがあったそうなんですが、恐らく開放的な空間かつ生活感のないホテルのようなイメージ。だと解釈しています。
確かに設計段階で作成された3Dイメージはホテルのような雰囲気がありますね。
こちらの3Dイメージですね。たしかにホテルの部屋のような印象になっていますね。 寝室スペースの長手の壁沿いに間接照明が設置されているのですが、それもいい感じの雰囲気を作ってくれるポイントだと思っています。
大きなウォークインクローゼットがあるのもポイントですね。
そうですね。生活感のあるものはすべてこちらに収納してもらえると思っています。ウォークインクローゼットの壁は天井部分にすこしスペースがあり、空間としては繋がってるように感じてもらえるかなと思っています。
ウォークインクローゼットには作業台もあるんですね。
はい。作業していただくことももちろんですが、リモートワークスペースとしてもご利用いただけるかなと思い、照明やコンセントも付けています。 高さも椅子に座ってデスクワークするのに丁度いい高さになっています。
屋上部分ですが、これはもとからあったものでしょうか?
はい、屋上は元々の物件からありました。
屋上は床の防水処理と手すりを変更しています。
最後にリフォーム・リノベーションのこだわりポイントなどがあればお聞かせいただけますでしょうか。
Fプロジェクトではコンセプトやテーマを設けて、住む人をイメージしながらリフォーム物件・リノベーション物件をつくる事が多くあります。 「皆様に喜んでもらえる家」も大切ですが、今回のようにバイクが趣味で、大阪・梅田までアクセスがよい場所で家を探している方。など、とても限定的ですが、その人に喜んでもらえる家づくりも大切にしていきたいと思っています。